「シワだよ~。」「よんわって読んで!」 (1/2)

~始めのセリフ部分は飛ばしましょう~

〈本編開始部分に大量の改行がされているので、スクロールしていただければ、すぐにわかるようになっております。〉

※本編以外の閲覧は自己責任です。

「「はい、どーもー!」」

「セミのヤマトタケルノセミジロウミコトでーす!」

「マツムシの近松虫門左衛門でーす! 2人合わせてー……」

「……。」

「……何にする?」

「カレーがいい!」

「いや、夕飯ちゃうて。コンビ名や。」

「じゃ、夕飯でいいんちゃう?」

「……2人合わせてー!」

「じゃ、「夕飯でーす!」」

「いや、“じゃ、”も入んのかい!」

「……。」

「……。」

「はい、ここまで見てくださり、ありがとうございます。」

「お見苦しかったと思います。」

「セミです。」

「マツムシです。」

「えー、早速本題に行かせていただきますが、まず僕たちのセリフから始まってしまって、申し訳ありませんでした。」

「まぁ、なぜ僕たちのセリフから始まってしまったのかと言いますと、長くなるので省きますが、すいません。」

「省いたところの内容は『今回は諸事情により、ナレーションは僕たちが務めさせていただきます』『諸事情により、季節が変わります』『諸事情により、今回ほとんどセリフのみの提供となります』の3本をお送りします。来週もまた見てくださいね~、じゃんけん!」

「はい、今、マスオさんの声で再生された方は、地位を上げてください。」

「大変長らく、お待たせしました。只今から、本編が開始しますが、その前に少し<ruby><rb>煽</rb><rp>(</rp><rt>あお</rt><rp>)</rp></ruby>らせていただきます。」

「はっはっはははっは! あんた、ここまで馬鹿真面目に見るとかあほちゃう?」

「ひゃーひゃっひゃ! 何も得ないのに! 虫だけに無視しときゃよかったものを!」

「「どひゃひゃひゃひゃひゃ! ……はー、はー。では、どうぞ!」

「「「「「「誠に申し訳ありませんでした!」」」」」」

以後、ツッコミは香枝、苺愛、香枝、苺愛……の順番になんで。まぁ、今回はほぼセリフだけやし、しゃーないな……ちょ、おい! このカレー、リンゴ入ってない?! もー、あんま好きちゃうって言ってるやん。

「いやー、でも注意書きしといたからいいんじゃない?」

「いや、良くはないでしょ。」

「とはいえ、全員の土下座で始まる話なんか、某女子落語漫画以来じゃない?」

「いや、あれは土下座じゃなくてお辞儀だよ?!」

「てか、某女子落語漫にもお辞儀始まりの話なんかあったっけ?」

「なんで、一文字略した?!」

「いや、私は某女子落語はアニメしか見てないから、原作読んだことない。」

「もう、漫画じゃなくなってるよ! てか、もうリーチかかってるけど大丈夫?!」

「あ、私、女子落語の原作持ってますよ!」

「いや、そこ?!」

「じゃ、また、持ってきてよ。」

「……。」

「いや、今、持ってますよ!」

「何で、持ってきてんだ?! ……。」

「よし、みんなで読もう!」

「「「「「「……。」」」」」」

はひ、はあいあひんあえおうおひあうおはんあをおんえいあふ。  チン、チロチンチロチンチロリン!

「「……。」」

「「「「……。」」」」

「「いや、誰か言えよ! あと1歩じゃん!」」

「あー、6巻全部見たけど、なかったね。」

「それにしても、某女子落語は面白いね~。」

「逆戻り?!」

「あ、癒怡さん、良かったらその某女子落語漫、貸しますよ!」

はい、只今みんなで某女子落語漫画を読んでいます。   遅ぇ  んー!   あ、チ、チン!

「いいの? ありがとー。」

「で、今日、なんか異常に寒くないですか?」

「あー、今日は冬だから。」

「何、そのパワーワード!」

「だって、昨日まで夏だったじゃん? てか、私らが土下座するまで夏だったじゃん?」

「いや、私らの土下座がもたらす被害の大きさ!」

「詳しい、話は『現実世界との渡り橋』智絵から。智絵、お願い。」

「二つ名?! ダサっ!」

「えー、皆さん、ご存知“おくすり飲めたね”です。」

「嘘、雑すぎ!」

「えー、この件に関しまして話さしていただきます。皆さん、まずお手元のお薬手帳の2ページをお開きください。」

「持ってきてませんよ!」

「ご覧ください、保険証をはじめとした診察券が沢山入っていますね?」

「それ、手帳カバー付けてる前提じゃん!」

「えー、その保険証を私に渡してください。」

「渡すか!」

「「「あっぶねー、渡しそうになった!」」」

「なっちゃ、ダメだよ! てか、なんで持ってんの?!」

「ま、今度渡してもらいまーす。あと、現実世界で夏になったので冬になっちゃいました。」

「テキトーに流さないでください!」

「てか、今日は言い方変えないと、区別付かないから、全員の国籍変えちゃわない?」

「国籍変えても、全員日本語なまるだけだよ!」

なんやかんや、あって全員の国籍変更した設定開始したでー。  いや、  んー!   あー、今回ぐらい喋らせぇ!

「デ、ドーサレル?」

「オマエ、ソレジャジブンエラクナルゾイ?!」

「“ゾイ”ナンテ、ドイツカラオソワッタ?!」

「イヤ、二ホンデオソワッタッチャ!」

「オマエ、アニメカラオソワッタダロ?」

「コレデイイノダ~!」

「オマエ、ソレイイタカッタダケダロ?」

「ヨッテ、オマエヲハイジョスル。」

「プシュー、ドカーンッ!」